みなさんはPC用にどんなスピーカーを使用していますか?
自分は最近になって新品未使用の JBL Control1X を下ろしたんですよね。
Control1シリーズはマイナーチェンジを繰り返して長らく作られてきたJBLの長寿シリーズのスピーカーで、
家のガレージでも使っているお気に入りのスピーカー。
このシリーズのスピーカーのネックのひとつが、スタンドとかに取付けるためのネジ穴がないこと。
基本的に専用ブラケットがないと壁掛けやスタンド取付ができないんですよね。
なのでブラケット付きのジャンクスピーカーをオークションでゲット!
手頃な値段だったので?2セットも落としてしまいました(^^ゞ
このスピーカーとスタンドの間にくっついてる金具がそのブラケット。
下の写真はスピーカーをひっくり返した状態です。
ところでこのスピーカーの最大のネックは、ウーハーのエッジがウレタンなんで
長く使っていると必ずボロボロになって破れるというより崩れていくってこと。
今回下ろしたControl1Xも未使用でしたが、15年以上?箱に入れて放置してたので
エッジはすでに劣化していて、少し使っただけでボロボロに…
さらに買ったスタンドに付いてきたスピーカーも当然?エッジは消え去ってます。
ちなみにオークションで買ったうちの1セットは最初のスタンドに乗った無印Control1ですが、
もう1セットは上級モデルの Control3Pro!
結局3セットともエッジボロボロのジャンクスピーカーなので、まとめてエッジを張替えることに。
エッジは純正と同じウレタンだとまた溶けてなくなるので、ゴムエッジにします。
交換用のゴムエッジはこれまたオークションで信頼できそうな(ピッタリ合いそうな)ものを購入。
さて、交換はスピーカーを分解する必要があるのですが、分解は簡単。
グリルを外したら見えるネジを6本外せばエンクロージャー(箱)は前後に分離します。
ただこの分割面には接着剤が入っているので下の写真のように一度こじって接着を剥がしてやります。
こじるのは傷がつきにくいように写真のような自動車の内装外しを使うといいでしょう。
で、写真のようにレバーを突っ込んで箱の後ろ側を外側へ広げるようにしてやれば接着はほぼ剥がれます。
ここで喜び勇んで勢いよく箱を分割してしまうとスピーカーケーブルを切ってしまうので、
慎重に分割したらスピーカーユニットからケーブルを外します。
スピーカーケーブルはプラスもマイナスも同じ端子が使われてるので、組立時に逆相にならないよう
どっちがプラスかわかるようにしておいたほうがいいでしょう。
このスピーカーの場合、プラス側に赤い印が付いてるのでそれで見分けることもできますね。
ちなみにケーブルは一般的に黒がマイナスでそれ以外の色がプラスに使われてて、
このControl1でも同様に黒がマイナスです。
続いてウーハーユニットを箱から分離させますが、スピーカー固定ネジを外しても
やっぱり接着剤でくっついてるので、これもこじって外してやります。
(コーンを傷つけないように…)
これでウーハーユニット単体になったので、ここからエッジ交換本番です。
が、その手順は写真も撮ってないので購入したエッジの説明書や他のサイトに任せます(爆)
一応ポイントは次のとおり。
- エッジの外側に付いてるガスケットは再利用するので丁寧に剥がす
- 古いエッジはアルコールを使って丁寧に落とす
- コーン紙裏側のエッジのカスは綿棒を使ってお掃除
- 接着剤は速乾性のものは使わない(セメダインスーパーX使用)
- 接着はコーン側から行う(ネジが通る部分のカットは外周接着前が楽かな?)
- 外周は接着剤を塗った後、コーンを手で「まっすぐ」動かしてボイスコイルが接触しない(ガサガサ音が出ない)位置を定めてからエッジをフレームに押さえつけて接着位置を決定
- 外したネジやガスケットを入れておくのはカップ焼きそばの器が便利w
ここまでのエッジ交換は当然自己責任ですが、慎重にやれば失敗はしないでしょう。
さすがに3組6本のエッジ交換は疲れましたが(^^ゞ

(上からControl3Pro、Control1X、Control1)
で、ここで終わっては他にいっぱいあるエッジ交換のサイトと何ら変わりません。
わざわざ記事にしたのはついでにカスタマイズしたから!
Control1シリーズの背面のスピーカ端子がしょぼいバネ式なのは個人的にはネックのひとつだと思ってるんです。
これをガレージのような環境で長年使ってると錆びて接触不良になるし、太いケーブル刺さらないんですよね。
なのでこれをバナナプラグ対応のネジ式の端子に変えてやりました。
使用した端子はAmazonで記載された寸法と写真をじっくり見て、ちょうど合いそうなのを購入。
慎重に選んだおかげで、この商品だと角を少し落としてやるだけで、ネジ穴もピッタリ!
苦労したのがネットワークがこのスピーカー端子に半田で直付けだったこと。
位置的にもウーハーの真後ろでスペースに余裕がないので苦労しつつも端子直付けで収めましたよ(^^ゞ
バナナプラグ対応の改造は家で使うと決めている2セットに対して行いました。
こんなのホントに自己満足の世界ですが、満足感は高いです(^^)
さすがにこれはネットワーク壊す可能性があるので、もしやるならこれこそ自己責任でお願いしますね。