2019年05月21日

GWのT/M降ろし(その3 最終回)


前回、フライホイールボルトが手持ちのインパクトレンチでは緩まず、
奨励サイズ以下の内径のホースを使っていたのでパワーが出せないのだろうと
太いホースを注文したら、翌日に届きました!

「これで緩むかも」と早速淡い期待を抱きながらクルマの下に潜って緩めようとするも…

やっぱり緩まず・・・もうやだ〜(悲しい顔)



結局、翌日トラック整備用の強力なインパクトレンチを借りてきました!

GWの作業




インパクトレンチを使うには太いホースが必要、ということで、内径12mmのホースを用意しました!

インパクトは一気にエアを使うので、直前のホースが細いと性能を発揮できません。

GWの作業


上の黒いのは一般的な内径6.5mmのホース。
太さの差は歴然です(^^ゞ



これらの道具を使って・・・今度はバッチリ緩みました!

持つべきものは道具ですね(^^ゞ




そうしてようやくパイロットブッシュの交換が可能に。

ちなみにパイロットブッシュプーラーを今回買ったのですが、
説明では内径16mm以上と書いてたのに、届いたものは17mm以上。

L型のパイロットブッシュは内径16mmなのでやっぱり入りませんでした。。。

なので先を削って何とか入るようにしてやりましたよ(^^ゞ

そんで出てきたパイロットブッシュはひどい状態。

GWの作業

指で触って段差があったのでどうしても交換したかったんですよね〜



あと、オイル漏れはクランクオイルシールかと思ってチェックしたのですが、
漏れていた形跡が見当たりません。

謎すぎるけど、いろいろ考えた挙げ句、結局交換しないことにしました。




そしてここでやっと折り返し地点。あとは組んでいくだけです!


フライホイールボルトはトルクレンチ使ってキッチリと。
クラッチのセンター出しはメンドラ(インプットシャフト)をカットしたものを借りたので完璧!!


組むにあたっていちばんのポイントはやはりエンジンとミッションの合体でしょう。

と、その前にいかにクルマの下でミッションをフロアジャッキの上に乗せるかですわ。
何せクルマは必要最小限の高さしか上げてないので(^^ゞ

そこは油圧パンタジャッキを利用しつつ力技でフロアジャッキの上に載せます。

GWの作業


あとは合体ですが、結局のところクランクとメンドラの軸をちゃんと合わせることに尽きますね。

最初はエンジンを傾けるのにジャッキを使っていたのですが、なかなか思うように行かず
結局はエンジンクレーンでエンジンの前側を吊って角度調整。

GWの作業
(このとき雨降ってたので横から強引にw)


ミッションを持ち上げてある程度軸が合ってきたらエンジンの取り付けボルト穴のひとつに
ヘッドボルトを指してガイドにしてやります。
(これ、エンジンとミッションの角度がずれるとボルト穴に負担がかかるのでご注意を)

そうして微調整を繰り返して挿入に挑戦していると・・・
最後はエンジンルームからミッションを軽く手で引いただけでスコンと入りました!

入るときってこんなものなんですよね(^^)



これでようやくGW中に完成の目処が立ちました!



翌週の岡山MEETに間に合って良かった〜わーい(嬉しい顔)

それにしても設備が乏しいのは辛い。
そしてちゃんとした道具はやっぱり必要ですね!!



posted by しげぽん at 22:00| Comment(0) | 駆動系

2019年05月10日

GWのT/M降ろし(その2)


さて、エンジンとトランスミッションをつなぐ大事なボルトが欠品だったわけですが、
ただのボルトだし探せばあるでしょう〜
と、軽く考えていたのですが、ホームセンター行っても、ネットで探しても
同じボルトが全然見つからないんですよねあせあせ(飛び散る汗)


使われているのはM10✕65mm(or 60mm) P1.5(並目)という珍しくもないサイズなのですが、
自動車用は小型ボルトを使ってることが多く、ここも例外なく頭が14mmの小型六角(標準は17mm)。
しかもボルトの頭に「9」の浮き出し文字。

6マークじゃなくて9マークだよね?ということは90kgf/mm2の引張強度??
そんなボルト規格品にはなさそうです。

結局ネットで7マークの同サイズボルトを発見したので、割高だけど注文しました。
7マークは強度区分8.8T相当らしいので、引張強度80kgf/mm2だから良しとします。

GWの作業

うん、やっぱり頭が同じサイズのほうが作業性もいいし、見た目もいいよね!見えないけど。




さて、ここからがGWの作業!
いろいろやって3日で終わらせるぞ!!


ミッションが降りたのでまずはレリーズベアリングをチェック。
ガタでも出てるかと思いきや、全く問題なし(笑)


でもせっかく降ろしたし、ベアリングも買ってあるので交換します。
高々1000円のものをケチっても仕方ないしね勝ち誇り




ベアリングは圧入されてるのでプーラーで抜きますが、真ん中空洞なのでプーラーで押さえられない。

ベアリング内径は40mmなので、φ40mmの鉄板でもあればいいのですが、そんなの都合よくあるはずないので
ちょうどガレージに転がってた幅40mm弱のアルミ板から削り出しでアダプタを作りました。

GWの作業
(右の物体がアダプタ)



真ん中にボルトを通してあるのは・・・

GWの作業

こうして、



GWの作業

このようにプーラーの軸を支えるため。


アルミのまんまじゃ締め込んだら凹んでいきそうなので…

という理由もあるのですが、このアダプタを作るときにきれいな円になるように、

GWの作業

このようにボルトの軸をボール盤にくわえさせるためでもありました。

我ながらグッドアイデア(^^ゞ



で、難なくベアリングが抜けたので、新しいベアリングを圧入します。

圧入は万力で十分可能です。




さて、ここまでは作業は順調。

GW最初の3日でミッション載せて復活させる予定なので、
初日にクラッチ、フライホイール取り外しの折り返し点までは行きたいところ。



フライホイールの回り止めは、エンジンブロックとフライホイールのボルト穴を使った
こんなシンプルなツールで行ったのですが、クラッチ取り外しは問題なく完了。

GWの作業


クラッチをチェックしたところ、クラッチカバー、ディスク、フライホイールの状態もまずまず。
クラッチディスクの残りも十分です。




で、いよいよフライホイールのボルトを外すわけですが、このボルトはかなりのトルクで締まってます。
クルマの下に潜った状態で何とかスピンナハンドルを少し延長して力いっぱい回すと…手応えあり?

と思ったら、フライホイール回り止めに使ってたM10のボルトが曲がってます(!)

GWの作業


作り直してもこの構造じゃ高トルクに耐えられそうにない。

これまではよくやるソケットレンチのコマで回り止めをしていたのですが、
エンジン車載状態だとちょいと不安。

そこで意を決して、もらいものノーマルフライホイールを切断してツールを作ることに。



なぜそんな決意がいるのかというと、ノーマルのフライホイールってめちゃくちゃ分厚いんですよね…
うちのブルのフライホイールは、エンジンを載せ替えるたびに、ノーマル軽量 → クロモリ軽量 と
どんどん軽くなってるのでノーマルの重さと厚さに驚き!

こんなのグラインダーで切り刻んだら時間がかかって近所迷惑甚だしいこと間違いなし。
でも背に腹は代えられないので切断を始めたら・・・




何と、歯の部分だけ取れちゃいました!

GWの作業

一体ものだと思ってたら、歯の部分だけ焼き嵌め(?)なんですね(^^ゞ



しかし歯の部分だけでは回り止めにはならないので、慌ててガラクタの中から材料を探します。

すると厚さ3mmぐらいのスチールアングルがあったので、こいつを切断して歯の部分に溶接。

溶接は超下手なので、表裏からこれでもかってぐらい盛っておきました(笑)

GWの作業

腕が悪いせいで全然狙ったところが溶けてくれない(笑)




しかし回り止めとしては機能十分!

GWの作業


気合を入れなおしてボルトを回そうとするも・・・びくともせず。

そもそもクルマの下からじゃスピンナハンドルを延長して回すのも難しい。



さらにメガネかけてしばいたり、ボルト頭を叩いてみたりしてもダメ。



インパクトレンチを持ち出してくるも、全然パワーがない。

手持ちのホースは内径6.5mmしかないのも原因かも。

なのでAmazonで太いエアホースを注文。翌日届くってのは凄いね(^^)




ということで初日はフライホイールのボルトを緩められず終了。。。(ToT)




どうなる!?しげぽん!!??  コピーライトマークtomoちゃんwww



posted by しげぽん at 01:00| Comment(0) | 駆動系

2019年05月09日

GWのT/M降ろし(その1)


今年はゴールデンウィークが10連休でしたね!
おれも家族旅行に行ったりしたのですが、半分は作業に当てました。
というか空いた時間はほぼ作業になってしまいました(^^ゞ


この長期休暇を利用して行ったのは、トランスミッションを降ろすというミッション。


以前からアイドリング時にカタカタと音が出てたのと、
ガレージに1週間置いておくと謎のオイル漏れがあったので、
ミッション降ろしてまとめてチェックしてやろうという魂胆。


原因としては、音はレリーズベアリングかレリーズフォーク、
オイル漏れはクランクオイルシールと睨んでました。


作業は、GWの前の週末でミッションを降ろし、GW前半で再搭載という予定( ̄ー ̄)bグッ!




さて作業開始ですが、、ミッションを降ろすにあたっては、まずいろんなモノを外す必要があります。

シフトレバー、バッテリーマイナス端子(これ重要)、セルモーター、マフラー、プロペラシャフト、
そしてクーラント半分ぐらい抜いて、キャブ、インマニ、タコ足、ラジエーターアッパーホースetc…

GWの作業

実はエンジンルームもいっぱいバラさなきゃならないのを忘れてて、
作業量がいっぱい増えたので軽くげんなり(^^ゞ

で、インマニ、タコ足外すとマニホールドガスケットをいちいち新品にしなきゃいけないのが辛い…


そしてようやくエンジンとミッションをつなぐボルト4本を外すのですが、
ここで異変を発見!!


何と4本のボルトのうち左下の1本がなくなってるじゃないですか!!

たった4本のボルトなのに1本ないとは恐ろしい〜がく〜(落胆した顔)
ただブロックやミッションハウジングにクラックとかなかったのは不幸中の幸い。
ボルトはまた注文すればいいやと作業を進めます。


あとはミッションマウントのボルトを外せばいよいよミッションが降りるのですが、
リフトのないガレージでどう降ろすかは考えものです。


以前は下に古タイヤ置いてそこに落っことしたのですが、さすがにそれはやりたくないので、
前回ミッションを載せるときに作ったSPLアダプタを使ってスマートに降ろします。


そのアダプタがこちら!

GWの作業


木の板を組み合わせただけですが、これがまたいい仕事します(^^)



こんなふうにジャッキの上に載せてるだけですが、安定感抜群!

GWの作業


危なげなくミッションを降ろせました!(^o^)


そしてインマニガスケットやエンジンとミッションつなぐボルトを日産で注文したのですが…

なんとボルトは欠品!!


どうする!?しげぽん!!??w

posted by しげぽん at 21:00| Comment(0) | 駆動系

2017年03月17日

ミッションギヤ比の測定

前回のミッション載せ替えの話から随分間が空いてしまいましたが、ギヤ比不明のミッションの
ギヤ比を算出しようという試みです。


といってもそんなに大げさなことではなく、各ギヤで同じ回転数で走行し、
そのときの速度からギヤ比を割り出すというものです。


ちなみにギヤってギアとも書きますが、JISではギヤで、自動車業界でもギヤなんだそう(^^)




さて、その速度の計測ですが、スピードメーターでは当てにならないので
GPSレーダー探知機にデジタルで表示される速度を読み取ります。

 

スピードチェック!
(右上のやつね)



回転数3000rpmと4000rpmのときの速度を計測。
その結果は以下のとおり。

回転 1速 2速 3速 4速 5速
3000 21 32 51 67 81
4000 32 49 72 95 113
(5速4000rpmで120も出ないのか・・・たらーっ(汗)


この速度から4速を1.000として計算したギヤ比は次のとおり。

回転 1速 2速 3速 4速 5速
3000 3.190 2.094 1.314 1.000 0.827
4000 2.969 1.939 1.319 1.000 0.841



ここで主な日産車のギヤ比を調べてみると・・・

モデル 1速 2速 3速 4速 5速
510SSS 3.657 2.177 1.419 1.000
HR30前期 3.592 2.246 1.415 1.000 0.813
HR30後期 3.592 2.057 1.361 1.000 0.813
S30前期 2.957 1.858 1.311 1.000 0.852
240Z 2.906 1.902 1.308 1.000 0.864
 S30後期 3.321 2.077 1.308 1.000 0.864


色んなところから拾ってきたデータなので多少違いはあるかもしれませんが、
71系の純正ミッション(510は違います)の1〜4速の組合せは概ね上記のどれかだと思います。

5速は組合せで色々なパターンがありますね。


この中では「S30前期」と「240Z」がいわゆるクロスミッションと呼ばれ、各ギヤ比の差が小さくなってます。
特に240Zのは、「240クロス」として有名ですね!




で、我が510のミッションから算出したギヤ比と上の表を比較すると・・・

「S30前期」か「240クロス」に近いんじゃないですか?!




はやる心を押さえて、計算上の速度と比較してみましょう。
(我が510の5速は実在するギヤ比で計算値に近い0.852とする)


エンジン回転数から速度を出すには次の式で計算します。

速度(km/h)=エンジン回転数(rpm)÷ギヤ比÷ファイナルギヤ比×(タイヤ外径(mm)÷1000000)×円周率×60

タイヤ外径(mm)=幅(mm)×扁平率(%)÷100×2+ホイール径(inch)×25.4



例えばタイヤが175/55R15、ファイナルが4.375の場合、次のようになります。

タイヤ外径
175×55÷100×2+15×25.4=573.5(mm)

4速(ギヤ比 1.000)の4000rpm時の速度
4000÷1.000÷4.375×(573.5÷1000000)×3.14×60=98.78...(km/h)



3000rpmだと1km/hの違いがギヤ比に大きく響くので、4000rpmで比較してみます。
計算した結果は次のとおり。



                   4000rpmでの速度 (km/h)
モデル 1速 2速 3速 4速 5速
My 510
(実測値)
32 49 72 95 113
S30前期
(計算値)
33.4
(95.7%)
53.2
(92.1%)
75.4
(95.5%)
98.8
(96.1%)
116.0
(97.4%)
240クロス
(計算値)
34.0
(94.1%)
52.0
(94.3%)
75.6
(95.3%)
98.8
(96.1%)
116.0
(97.4%)
カッコ内は計算値に対する実測値の割合です。


4速は1.000で間違いないはずなので、計算値との速度差はタイヤや空気などの各種抵抗によるロスと考えられます。



この各ギヤでの割合をグラフにしてのバラつき具合を比べると・・・
giarrate.gif


240Zのほうがバラつきが小さく、ギヤが上がるに従ってほぼリニアに実測値の割合が上昇しています。

やはりおいらのミッションは240クロス!?



ケースを開けてみたときは、71Cではなかったのでショックを覚えましたが、
クロスミッションが入っているのは間違いなさそうなので今度は嬉しいショックです!
そう思うといい買い物をしました(^^)



そういや全塗装が済んで納車されたあと、発進時にギクシャクすることがあったのですが
久しぶりに乗ったので下手になったのかと思ってましたが、単に1速のギヤ比が高くなったので
ストールしやすくなっていたんですね(^^ゞ



ウチのバンには宝の持ち腐れかもしれないけど、貴重なミッション、大事に使おう!(^o^)



自分のミッションのギヤ比がわからない方って割といると思いますが、
ちょっと面倒だけどこんな方法で確認してみてはいかがでしょう?

Excel使えば楽に計算、シミュレーションできますよ!(^^)


posted by しげぽん at 00:37| Comment(0) | 駆動系

2017年02月18日

ミッション載せ替え

昨年我が510の全塗装のついでに色々部品交換したもののひとつがミッション。


元々コラム3速だったのをHR30のFS5W71Bショートに載せ替えていましたが、
71Bショートも入手困難になってきていたので71Bロングミッションにしたのです。


使用したミッションは何年も前に某オークションで入手した
71B改71Cという触れ込みのミッション。


ただ、素性もよくわからないミッションをそのまま使うのも怖いので
専門業者に分解チェックをお願いしました。


そしたら衝撃の事実が!

ミッションオーバーホール


わかりますか?



全然71Cじゃなくって、ただの71Bでした・・・




しかし、

ミッションオーバーホール

各ギアの状態はとても良かったので、その点は一安心。

幸いだったのが、購入価格が非常に安かったこと(^^)

これで何十万も出してたら悲しすぎます。




さて、ミッションがロングになるということは必然的にプロペラシャフトを
短縮する必要があるので、同時に短縮加工&バランス取り。

実は71Bロングにしたのは、セダンより長くて重いペラを短くしたいという意図もありました。

510バンはセダンより実に160mmも長いんですよ!!

ミッション載せ替え

短縮してもセダンより長いとは…あせあせ(飛び散る汗)





あとはシフトレバーの位置が変わるのでフロアの穴を開け直さないといけません。

ミッション載せ替え


上の写真は71Bロングを載せたところなのですが、
以前のシフトレバーはこの長い穴の前の方から出てました。

こんなに下がっちゃうんですね。



しかも今までの純正改のミッションマウントを使ったからか、ミッションがフロアよりも上に飛び出る!

さらにシフトレバー位置のフロアトンネル幅が狭くなったので、
シフトブーツも今までのは使えなくなってどうするかと悩んだのですが、
ここはガレージ・SPさんが随分考えてすごくキレイに仕上げてくださいました!!

ミッション載せ替え

元々こうだったかのような仕上がり、超感激です\(^o^)/




そうして出来上がったクルマを走らせてみると、今までより軽くスムーズに回る!!

ペラの軽量化は明らかに体感できます。

ミッションの重量増を補って余りあるメリットと言えます。

これはホントやってよかったと思いましたよ(^^)

色々苦労をおかけしたガレージ・SPさん、ありがとうございました!




ん、そういえば結局71Bだということはわかったけど、ギア比確認してもらうの忘れた!

ということで、後日ギア比を確認することにしました。

(続く)

posted by しげぽん at 15:52| Comment(0) | 駆動系

2014年04月12日

ミッション搭載!(ミッション作業その3)


クラッチを取り付けた翌週、いよいよミッションを搭載します。

週末が来るまでの間、どうやってミッションを載せようかといろいろ考えた結果、
ミッションジャッキアダプタを作ることにしました!


ミッションジャッキアダプタというと大層なもののようですが、
実際は土曜の朝に1時間で作成したこんなの。

ミッションアダプタ

端切れの合板を現物合わせで切った張ったしただけ。

しかも面倒なんでジャッキに固定すらせず、乗せるだけ(^^ゞ



さすがにジャッキに乗せてテストしてみましたが、狙い通りバランスは良さげ。

ミッションアダプタ


そしていよいよ本番。

車の下に潜り、ジャッキの上にミッションを乗せジャッキを上げます。

さらに別のジャッキでエンジンの角度も調整しながらインプットシャフトをエンジンに差し込みます。


ミッション搭載


これでスプラインが入ってくれれば万事OKなのですが、やはり簡単には入ってくれません。



右から左から下からエンジンとミッションの角度を確認して何度もミッションを押しこみ
そのうち「スコン」と入りました。

ホント入るときはあっさり入るのね。



あとは外した部品を元通り組み立てるだけ。
といってもけっこういろんな部品を外したから組むのも大変。

タコ足とマフラーを組んで、クルマをウマから下ろそうとしてミッションオイル入れるの忘れてるのに気づいたり・・・(笑)

そんなこんなで夕方にはすべての部品を組みましたが、天気が悪くなってきたので
この日はクラッチがちゃんとミートできるか確認しただけ。



クラッチはミートポイントがちょっと近くなったかな?
クラッチカバーの圧着力はニスモより小さいので、踏むのは軽くなって良かった(^^ゞ



フライホイール軽量化は空ぶかしですぐに実感。

翌日試運転に行きましたが、トルクが細くなった感じもなく街乗りでも全然問題なし。

高速走行も問題なく、これで四国MEETへの準備が整いました!

試運転♪




そんな四国MEETもいよいよ明日!

明日の四国の天気は微妙ですが、なんとか今夜のうちに低気圧が南に去って欲しいなぁ〜

13日の予想天気図

頑張れ、高気圧!(^^)


posted by しげぽん at 21:11| Comment(0) | 駆動系

2014年04月11日

クラッチも!(ミッション作業その2)


さて、ミッションを降ろしたあとの我が510、
まずは最大の目的、オイル漏れの修理。


ベルハウジング内にあるフロントカバー(天狗の鼻)を外してガスケットと
インプットシャフトのオイルシールを交換するだけなのですが、
フロントカバーがガスケットで張り付いてなかなか外れてくれません。

カバーの角をプラハンで叩いてみたりするも効果なし。
スライディングハンマーでもあればいいのでしょうが、なぜか行方不明。。。

しばらくフロントカバーとニラメッコした挙句、ピボットに針金を巻きつけ
引っ張る方向に軽く衝撃を与えるとあっさり外れてくれました(ホッ)

フロントカバー外れた



インプットシャフトのオイルシールは外して叩き込むだけなのですが、
組むときに写真の位置にあるシムを入れ忘れないように注意します。

フロントカバー
(写真にはシムが入っていません)




続いて、せっかくミッションを降ろすのだからと、フライホイールとクラッチも替えちゃいます。
フライホイールをもっと軽くしたかったんだよね〜(^^ゞ


クラッチ一式は亀有のキットで225φのクラッチを使えるようにします。
(標準は200φ)


フライホイールはクロモリの4.3kg。

軽量フライホイール!

ボコボコ穴が開いてて軽そうです。
実際持ってみても重量の差は歴然!



続いてクラッチを組みますが、クラッチのセンター出しにはSST(特殊工具)を使います。
それがこのマジック!w

センター出しツール!


テープを巻いてパイロットブッシュとクラッチ板のスプラインに合わせただけですが
これがなかなかいい仕事をしてくれます(^^)
これまで3回使って、ちゃんと入ってますよ。

テープはある程度まで厚さを稼ぐのにビニールテープを巻いてますが、
最後はマスキングテープを使うと微妙な径の調整ができます。
当然、穴に対してキツ目に巻くのがポイント♪



でも、もちろんセンター出しにはちゃんとツール使うほうがいいですよ。
精神的安心感が違います(^^)

自分も元のコラム3速分解してインプットシャフトをSSTとして置いといたのにこれまた行方不明w
道具の管理はしっかりしなきゃですね。




クラッチ交換

こんな風にマジック・・・じゃなくてSSTを挿して、クラッチカバーのボルトを締めます。

SSTはかなりキツ目にテープを巻いたので手では抜けません(^^ゞ



で、クラッチディスクのセンターはどうかな〜?

クラッチ交換

ん、バッチリっぽいですね!



これで作業は折り返し点を過ぎました。

あとは組み込み・・・ですが、次は最大の難関ミッション搭載です。。。


(つづく)



posted by しげぽん at 00:42| Comment(0) | 駆動系

2014年03月25日

やっと外れた!(ミッション作業その1)


先週末は3連休でしたね!

土曜は510で息子と実家に行った勢いで(?) Hama's Garage に行ってきました!

@Hama's Garage

846さんの息子さんとも仲良く遊んでおりました(^^)

勝手に人のチャリンコ乗り回してますがw



そんな翌日曜日、久々に朝から晩までガレージで作業♪

作業中〜

車体の前後持ち上げて、マフラー外し~の、キャブ外し~の、タコ足外し~ので、
ミッション降ろしました。



今回ミッション降ろしたのは、ミッションからのオイル漏れが酷くなってきたのでパッキンとシールの交換です。。。



ところで以前、車載状態でミッションのドレンボルトがどうしても緩まずに困ったので
ちょっとお高いけど専用ソケット買いました。

ミッションと専用ソケット

で、前回の教訓を活かし?いきなり緩めようとせずにまずはしばらくヒートガン攻撃。

そしてインパクト攻撃!・・・するも歯が立たず。。。

安物インパクトがダメなのか、それ以前に100Vコンプレッサーじゃやっぱ圧が足りんか。



しかしその後スピンナハンドルに変えて足で踏み込んだらようやく緩みました!

これでオイルが交換できる(^^)



ちなみにフィラーボルト(四角の凸)も専用ソケットで楽々緩められました!





せっかく専用ソケットがあるので、リアも持ち上げたついでにデフオイルを交換♪


デフはドレンボルトもフィラーボルトも頭は四角の凹なんですが、
今回専用ソケットを使って初めてわかったのが、
ドレンは13mmで、フィラーは12.7mm(ちょっと小さい)ってこと。


今までドレンボルトに12.7sqのスピンナハンドルを直接突っ込んでましたが、
実はサイズが違ってたんですね〜知らんかった(^^ゞ


ドレンボルトは結構なトルクで締まってることがあるので、ピッタリ合った工具を使うべきだなぁと思いましたよ。




ところでミッション降ろしたはいいけど、載せられるのか?!

超不安。。。(汗)



posted by しげぽん at 01:28| Comment(2) | 駆動系