さて、ミッションを降ろしたあとの我が510、
まずは最大の目的、オイル漏れの修理。
ベルハウジング内にあるフロントカバー(天狗の鼻)を外してガスケットと
インプットシャフトのオイルシールを交換するだけなのですが、
フロントカバーがガスケットで張り付いてなかなか外れてくれません。
カバーの角をプラハンで叩いてみたりするも効果なし。
スライディングハンマーでもあればいいのでしょうが、なぜか行方不明。。。
しばらくフロントカバーとニラメッコした挙句、ピボットに針金を巻きつけ
引っ張る方向に軽く衝撃を与えるとあっさり外れてくれました(ホッ)

インプットシャフトのオイルシールは外して叩き込むだけなのですが、
組むときに写真の位置にあるシムを入れ忘れないように注意します。

(写真にはシムが入っていません)
続いて、せっかくミッションを降ろすのだからと、フライホイールとクラッチも替えちゃいます。
フライホイールをもっと軽くしたかったんだよね〜(^^ゞ
クラッチ一式は亀有のキットで225φのクラッチを使えるようにします。
(標準は200φ)
フライホイールはクロモリの4.3kg。

ボコボコ穴が開いてて軽そうです。
実際持ってみても重量の差は歴然!
続いてクラッチを組みますが、クラッチのセンター出しにはSST(特殊工具)を使います。
それがこのマジック!w

テープを巻いてパイロットブッシュとクラッチ板のスプラインに合わせただけですが
これがなかなかいい仕事をしてくれます(^^)
これまで3回使って、ちゃんと入ってますよ。
テープはある程度まで厚さを稼ぐのにビニールテープを巻いてますが、
最後はマスキングテープを使うと微妙な径の調整ができます。
当然、穴に対してキツ目に巻くのがポイント♪
でも、もちろんセンター出しにはちゃんとツール使うほうがいいですよ。
精神的安心感が違います(^^)
自分も元のコラム3速分解してインプットシャフトをSSTとして置いといたのにこれまた行方不明w
道具の管理はしっかりしなきゃですね。

こんな風にマジック・・・じゃなくてSSTを挿して、クラッチカバーのボルトを締めます。
SSTはかなりキツ目にテープを巻いたので手では抜けません(^^ゞ
で、クラッチディスクのセンターはどうかな〜?

ん、バッチリっぽいですね!
これで作業は折り返し点を過ぎました。
あとは組み込み・・・ですが、次は最大の難関ミッション搭載です。。。
(つづく)